フィリピン旅行でおなじみのセブパシフィック航空。LCC(格安航空会社)ならではのリーズナブルな価格が魅力ですが、「急に予定が変わってキャンセルしたい…」「フライトが変更になったけど、返金されるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
特にセブパシフィックには「トラベルファンド」という独自の制度があり、キャンセル時の対応が少し複雑です。
この記事では、セブパシフィックの航空券キャンセルポリシーと、気になる返金(特にトラベルファンド)について、わかりやすく解説します!直接予約した場合と、AgodaやSkyscannerなどの予約サイト(OTA)経由で予約した場合の違いもまとめました。
この記事のまとめポイント
- 自己都合キャンセル(基本運賃のみ):原則として払い戻し・トラベルファンドへの変換は不可。ただし、出発2時間前まで運賃差額のみで予約変更は可能(変更手数料は撤廃済み)。
- 自己都合キャンセル(CEB Flexi/GO Flexi付き):出発2時間前まで無料キャンセル可。返金は現金ではなく、有効期限なしの「トラベルファンド」として付与される。
- 航空会社都合のキャンセル・大幅変更:無料変更(前後30日以内)、トラベルファンド、現金払い戻しのいずれかを選択可能。
- トラベルファンドとは:セブパシフィック専用の有効期限なしバーチャルウォレット(現金化不可)。将来のフライトやアドオンの支払いに利用でき、家族や友人の予約にも使用可能。
- OTA(予約サイト)経由の場合:手続きは予約したOTAを通じて行う必要あり。トラベルファンドの受け取り方や条件はOTA次第(手数料等に注意)。
- 推奨事項:予定変更の可能性があるならFlexiオプション検討、手続きの簡便さなら公式サイトでの直接予約がおすすめ。
キャンセルしたい!どうなる?ケース別対応
セブパシフィックのキャンセル対応は、大きく分けて「自分の都合」か「航空会社の都合」か、そして「予約時にどんなオプションを付けていたか」で変わってきます。
1. 自己都合でのキャンセル
旅行の計画が変わった、など自分の都合でキャンセルする場合です。
基本運賃(GO Basic/Easy)で、柔軟性オプション(CEB Flexi/GO Flexi)なしの場合
残念ながら、原則として払い戻し(現金・トラベルファンド共に)はありません。
ただし、出発時刻の2時間前までなら、運賃差額を支払えば予約変更は可能です。セブパシフィックは変更手数料(チェンジフィー)を撤廃しているため、かかるのは変更先の便との運賃差額のみです。
なお、CEB Flexiなしでもトラベルファンドへの変換が認められる例外ケースがいくつかあります。
- 航空会社によるフライトのキャンセルや1時間以上のスケジュール変更があった場合
- 搭乗者本人の医療上の緊急事態
- 搭乗者の近親者が亡くなった場合
- 韓国・仁川発でKRW通貨で予約したフライト(自己都合でも返金処理が可能)
柔軟性オプション(CEB Flexi/GO Flexi)付きの場合
出発時刻の2時間前までなら、無料でキャンセルできます!ただし、返金は現金ではなく、有効期限のない「トラベルファンド」として予約金額相当が戻ってきます。変換されたトラベルファンドは、24時間以内にMyCebuPacificアカウントに反映されます。
CEB Flexi / GO Flexi って何?
CEB Flexi:予約時に追加料金(PHP 499〜)で付けられるアドオン。「自己都合キャンセルでもトラベルファンドに変換OK」という安心を買うイメージです。旅行計画が不確実な方におすすめ。購入後に追加することはできないので、予約時に付けるのがポイント。なお、CEB Flexiは無料リブッキング(予約変更)には対応していません。あくまで「キャンセルしてトラベルファンドに変換する」ためのオプションです。
GO Flexi:CEB Flexiの機能に加えて、20kgの受託手荷物とスタンダードシートの座席指定がセットになった運賃プラン。個別にオプションを追加するよりお得な場合もあります。
2. 航空会社都合でのキャンセル・大幅変更
機材トラブルや悪天候、大幅なスケジュール変更(1時間以上)など、セブパシフィック側の理由でフライトに影響が出た場合です。
影響を受けた乗客には、メール・SMS・空港でのアナウンスなどで通知が届きます。通知には「セルフサービス・ディスラプション・ポータル(SSDP)」へのリンクが含まれており、セブパシフィックのアプリやウェブサイトの「Manage Booking」からもアクセスできます。
この場合は、乗客に以下の3つの選択肢が与えられます。
- 無料での予約変更 ─ 元の日付の前後30日以内の便へ変更可能。30日を超える場合はライブエージェントに相談が必要です。
- トラベルファンドへの変換 ─ 予約金額相当が有効期限なしのトラベルファンドとして付与されます。
- 現金での払い戻し ─ 運賃・税金・未使用のアドオン・手数料が対象。ただしフライトフィー(保留手数料やキャンセル手数料など)は除外されます。元の支払い方法に応じて返金されます。
航空会社都合の場合は、現金での払い戻しも選択できるのが大きな違いですね。
2026年の最新情報として、中東情勢による燃油価格の高騰を受け、セブパシフィックは2026年4月〜10月にかけて一部国際線の運休・減便を発表しています。対象路線の乗客には、上記3つの選択肢が提供されています。フライトの最新状況はセブパシフィック公式サイトのFlight Statusページで確認しましょう。
3. 知っておくと便利!Flight Swap & Flight Buyback
セブパシフィックには「Flight Swap(フライトスワップ)」と「Flight Buyback(フライトバイバック)」という比較的新しい仕組みもあります。
これは航空会社側が特定のフライトの乗客に対して、別便への変更やキャンセルを提案するもので、受け入れるとトラベルファンドのクレジットがもらえます。
- Flight Swap:別の便に変更する代わりに、インセンティブとしてトラベルファンドが付与される
- Flight Buyback:予約自体をキャンセルする代わりに、トラベルファンドのクレジットを受け取る
対象となるかどうかはセブパシフィックの自動システムが判断し、該当する場合のみ乗客に直接オファーが届きます。すべての乗客が対象になるわけではなく、自分から申し込むこともできません。オファーが届いたら検討してみるとよいでしょう。
「トラベルファンド」って結局なに?
セブパシフィックのキャンセルポリシーを理解する上で欠かせないのが「トラベルファンド」です。
一言でいうと、セブパシフィック専用の有効期限がないバーチャルウォレット(電子マネー)のようなものです。2023年8月以前は6ヶ月の有効期限がありましたが、現在は撤廃されており、期限を気にせず使えます。
どうやって使うの? 次回のセブパシフィックのフライト予約や、手荷物追加・座席指定などのアドオンの支払いに使えます。MyCebuPacificアカウントにログインし、決済画面で「Travel Fund」を選択して利用します。残高が足りない場合は、クレジットカードなど他の支払い方法と併用できます。
トラベルファンドに含まれるもの(変換時):運賃、税金、未使用のアドオン(手荷物・座席指定など)、管理手数料、取扱手数料が対象です。ただし、フライトフィー(保留手数料やキャンセル手数料など)は除外されます。
注意点:
- 現金には換えられません。
- 2023年8月のポリシー変更により、MyCebuPacificアカウントを通じて家族や友人のフライト予約にも使えるようになりました。自分以外の人のために予約する際にも活用できます。
- トラベルファンドの通貨は、元の予約時に使用した通貨と同じになります。
- 同じ予約内の複数の乗客間でトラベルファンドを分割することも可能です(ライブエージェントへの連絡が必要)。
- フィリピンの旅行税(トラベルタックス)の返金には別途手続き・処理手数料がかかる場合があります。
トラベルファンドとトラベルバウチャーの違いに注意!
「トラベルファンド」は、CEB Flexiによる自己都合キャンセルやフライト運航変更時に付与される、有効期限なしのクレジットです。一方、「トラベルバウチャー」は、フライトの遅延や欠航に対する補償として発行されるもので、有効期限は18ヶ月(2023年8月以降のポリシー)。フライトが72時間以内にキャンセルされた場合は往復分、4〜6時間の遅延の場合は片道分のバウチャーが発行されます。受け取ったものがどちらなのか、必ず確認しましょう。
AgodaやSkyscanner経由で予約した場合は?
旅行比較サイトや予約サイト(OTA)経由でセブパシフィックの航空券を予約した場合、少し注意が必要です。
手続きの窓口: キャンセルや変更、トラベルファンドの申請などは、原則として予約したOTA(Agodaなど)を通じて行う必要があります。セブパシフィックに直接連絡しても対応してもらえないことが多いです。
トラベルファンドはもらえる? 航空券自体がトラベルファンドの対象(例:GO Flexi運賃だった場合)であれば、資格はあります。しかし、どうやって受け取るか、どんな条件になるかは予約したOTA次第です。OTA独自のクレジットやバウチャーとして付与される可能性もあります。
気をつけること:
- 手続きに時間がかかることがある。
- OTA独自のキャンセル手数料がかかる場合がある。
- 予約前に、必ず利用するOTAのキャンセル・変更に関する規約を確認しましょう。
- 何かあったら、まずは予約したOTAのカスタマーサポートに連絡!
まとめ:賢く予約・キャンセルするために
予定変更の可能性があるなら: 予約時にCEB Flexiを付けるか、GO Flexi運賃を選ぶことを検討しましょう。CEB Flexiは予約後に追加できないので、予約時の判断が大切です。ただし、返金はトラベルファンドになること、CEB Flexiの料金自体は返金されないことを忘れずに。
航空会社都合のキャンセルなら: 現金払い戻し・無料リブッキング・トラベルファンドの3つから選べます。返金処理には時間がかかる傾向があるので、急ぎでなければトラベルファンドやリブッキングのほうがスムーズかもしれません。
OTA経由の予約は: 便利でお得なこともありますが、キャンセル・変更時のルールは複雑になりがち。予約前の規約確認がとても重要です。
確実性・手続きの簡単さを重視するなら: セブパシフィック公式サイトまたはアプリからの直接予約がおすすめです。
受け取ったクレジットの種類を確認: それが「トラベルファンド」(有効期限なし)なのか、「トラベルバウチャー」(有効期限18ヶ月の補償用)なのかをしっかり確認しましょう。
セブパシフィックのキャンセルポリシー、特にトラベルファンドについて理解しておけば、万が一の時も慌てず対応できますね。楽しい旅行計画の参考にしてください!
参考文献
- Voluntary Rebooking & Cancellation - Cebu Pacific Help Center(自己都合での予約変更・キャンセルについて)
- CEB Flexi and Travel Fund - Cebu Pacific Help Center(CEB Flexiとトラベルファンドについて)
- How to Manage Your Disrupted Flight - Cebu Pacific Help Center(航空会社都合の運航変更時の選択肢について)
- Cebu Pacific Flight Swap and Flight Buyback Offers(Flight Swap・Flight Buybackについて)
- Refund Concerns - Cebu Pacific Help Center(払い戻しに関する一般的な情報)
- Passenger Rights and Airline Policies - Cebu Pacific Help Center(乗客の権利とポリシーについて)



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