はじめに
こんにちは。私は現在、セブ島に住んでいます。当初は半年間の滞在を予定していましたが、結果的に2ヶ月で帰国する決断をしました。この記事では、その理由や背景、実際に海外で生活して感じたこと、そして今後の英語学習についての考えを、ありのままにお伝えしたいと思います。
ちなみに、セブ島、フィリピンの人たちは大好きです。
英語学習を本格的に始めたきっかけと目標
私が英語学習を本格的に始めたのは、2023年5月。「初英語スクール」という英語コーチング型のスクールに入会し、半年間徹底的に学習しました。このスクールでは、英語を教わるというよりも、自立して英語を学び続けるための正しい順番・方法・マインドを身につけることが目的でした。私は真剣に取り組み、全カリキュラムを修了。そして、TOEIC900点超えという目標を掲げました。
セブ島に来て感じたギャップ
英語学習の環境を変えようと、セブ島での生活をスタート。現地での英語アウトプットの機会や文化の違いに触れることに大きな期待を寄せていました。しかし、実際に暮らしてみると、理想とは大きなギャップがありました。
まず、学習環境の問題です。私が住んでいたITパークのコンドミニアムでは家賃が9万5千円ほどと高額であるにもかかわらず、Wi-Fiは非常に不安定。作業カフェに行っても回線が弱く、オンライン英会話や学習が思うように進まない日が続きました。家の中では物音やブザーの音が不安を掻き立て、さらにベッドにダニがいるようで体がかゆくなるなど、生活の質に悩まされることも多くありました。
実際の学習内容は日本でもできた
現在私が取り組んでいる学習内容は、スクールで配布されたテンプレート文法を暗記し、それをオンライン英会話でアウトプットするというもの。そして、リスニング力を強化するためのシャドーイングや意味取り練習も行っています。また、レストランやカフェの店員さんと簡単な英会話を通じて実践練習もしています。
ですが、これらすべてのことは日本でも全く同じようにできると気づきました。むしろ、日本の方が安定したWi-Fi環境があり、静かで集中できる家もあります。さらに、私が住んでいる地域にはインターナショナルスクールもあり、ネイティブの方との交流のチャンスも十分にあります。
コストパフォーマンスの現実
セブ島生活を通じて最も強く感じたのは、コストパフォーマンスの悪さでした。学習効果に対して、生活費や家賃が高く、投資した分だけのリターンを感じられなかったのです。日本であれば実家に住みながら、同じ学習をより快適かつ効率的に行うことができます。経済的な面でも精神的な面でも、日本の方が今の私には合っていると確信しました。
留学=英語力が伸びるという幻想
留学すれば自然と英語が上達する――。これは多くの人が抱くイメージだと思いますが、私はそうではないと実感しました。英語力を伸ばすためには、場所ではなく"学習内容と継続"が鍵です。基礎ができていない状態で海外に来ても、結局は基礎学習に追われてしまい、せっかくの海外生活をアウトプット中心に使うことができません。
ワーキングホリデーへの考えの変化
私は当初、来年にカナダへのワーキングホリデーを検討していました。しかし今では、「行かなくてもいいのでは?」という考えも芽生えています。理由はシンプルで、日本でも英語力は十分に伸ばせるからです。焦って海外に出るよりも、まずは日本でしっかりと土台を築き、TOEIC900点やIELTS6.0を達成した上で、本当に必要なタイミングで海外に行く方が、結果的に理想の形になると感じています。
まとめ
今回のセブ島滞在で得た最大の学びは、「海外に行けば英語が伸びる」という考えは幻想であるということ。そして、自分の目標や現状に応じて、最適な学習環境を選ぶことが大切だということです。私は焦らず、自分のペースで、まずはTOEIC900点という明確な目標に向かって、日本という恵まれた環境で全力で取り組んでいこうと思います。
英語学習に取り組むすべての人にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。