WordPressはこれからも「ずっと王者」なのか?それとも、Webflowやノーコードが当たり前になっていくのか?
2026年のWeb制作は、静かに大きく変わり始めています。昔は「コードを書く」か「WordPressを使う」か、という選び方が主流でした。でも今はそこに、「画面上で作って、そのまま公開できる(ビジュアル開発)」という選択肢がしっかり入り込んできました。
この記事では、世界と日本のデータをもとに、WordPress・Webflow・ノーコードの“今”と“これから”をわかりやすく整理します。
世界市場:WordPressは強い。でも少しずつ分散している

2026年初頭の時点で、世界のWebサイトの約42.8%がWordPressで作られています。「CMSを使っているサイト」に限定すると、WordPressのシェアは約60%です。
主なツールの世界シェア(全Webサイトに占める割合)は次の通りです。
- WordPress:約42.8%(CMS内:約60%)
- Shopify:約5.1%
- Wix:約4.2%
- Squarespace:約2.4%
- Joomla:約1.3%
- Webflow:約0.9%(CMS内:約1.2%)
ポイントは、WordPressが“急に落ちている”わけではないこと。ただし、CMS内のシェアは2022年ごろの約65%から、2025〜26年には約60%へ、じわっと下がっています。
つまり、こういう状態です。
- WordPressはまだ最強
- でも「目的に合う別の選択肢」を選ぶ人が増えている
Webflowは伸びてる? → 伸びてる(ただし“ゆっくり確実に”)

Webflowの世界シェア(全Webサイトに占める割合)は、次のように増えてきました。
- 2018年:約0.1%
- 2021年:約0.4%
- 2023年:約0.7%
- 2025年:約0.8〜0.9%
CMS内のシェアで見ると約1.2%です。
数字だけ見ると小さく感じますが、すでに成熟したCMS市場で、数年でほぼ倍になっているのはかなり強い動きです。さらに、アクセスが多い上位サイトでWebflow採用が増えている点も重要です。
Webflowが評価される理由はシンプルです。
- HTML/CSSの考え方を、画面上でそのまま扱える
- 出力されるコードが比較的きれいで、表示速度やSEOに強い
- 「デザイン担当→実装担当」のやり取りを減らせる
Webflowは「誰でも簡単」というより、「デザインと開発の間を埋めるツール」として伸びています。
日本市場:WordPressが強すぎる(世界と別ゲーム)
日本は世界と比べて、WordPressの比率が異常に高いです。日本語サイトではWordPressが約83%を占めます(世界平均は約43%)。
なぜここまで強いのか。理由はだいたいこの3つです。
- 受託制作が中心で、制作会社の標準がWordPress
- 日本語のノウハウが圧倒的に多い
- レンタルサーバーがWordPress前提で便利
その結果、日本では「CMS=WordPress」が半分常識のようになっています。
日本でWebflowが伸びにくい理由:STUDIOが強い

世界で伸びているWebflowですが、日本ではシェアが0.1%台と小さいです。
一番大きい理由は、国産ノーコードのSTUDIOがすでに“勝ちポジション”を取っていることです。
- STUDIO:公開サイト数 18万件超(2025年末時点)
- Webflow:日本国内のサイト数は 約1,600〜3,000(推計)
STUDIOが選ばれる理由はわかりやすいです。
- 画面もヘルプもサポートも日本語
- 操作感がFigmaに近く、直感的
- 日本語フォントや国内の商習慣に合いやすい
結果として、本来Webflowが取りたかった層(脱WordPressしたいデザイナーや中小企業)が、STUDIOに流れやすい状況になっています。
ざっくり言うと、今はこうです。
- 世界:Webflowが「プロ向けの標準ツール」になりつつある
- 日本:STUDIOが「デザイナー向けの標準ツール」になりつつある
2026年以降:ツール選びは「流行」より「運用」で決まる

世界ではこの流れが続きそうです。
- WordPress:大きくは変わらず、ゆるやかに横ばい
- Shopify:EC領域で強くなる
- Webflow:プロ用途でじわじわ伸びる
全体としては、「何でもできるWordPress」から「目的に合うツールを選ぶ」方向に進んでいます。
日本はすぐにWordPressが崩れるとは考えにくいです。ただし、次の負担が大きくなると、置き換えが進む可能性があります。
- セキュリティ対応(更新・管理)に手間がかかる
- 保守の人件費が上がる
- いまどきの開発手法と合わない部分が増える
そうなったとき、STUDIOやWebflowなどのSaaS型ツールへ移行する動きは、ゆっくりでも確実に増えるはずです。
最後に大事な結論です。
ツール選びで一番大事なのは、これです。
「誰が、どれくらいの頻度で、どこまで運用するのか」
ここが決まれば、最適な答えも自然に決まります。
WordPressか。Webflowか。STUDIOか。
2026年からは、流行ではなく“運用の現実”で選ぶ時代です。



.avif)










.avif)
